魔法の森とは何か?

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魔法の森にはまだ誰も見たことのない宝が眠っている。

輝く宝石、不思議な魔道具──そのすべてが、森のどこかに眠っている。だが、忘れてはならない。この森には、光とともに闇も潜んでいる。油断すれば、牙をむく魔物たちが、静かにその時を待っているのだ。
それでもなお、冒険者たちは運命を賭け、森の奥へと歩を進めていく。

この森はただの自然ではない。中央には天を突くような大樹がそびえ、その根が広がるかのように森全体が生きている。

森の三層構造

この森は、大きく三つの領域に分けることができる。
浅層・空白地帯・深層――
それぞれは連続しているが、性質はまったく異なる。

浅層 ― 森が「許している」領域

浅層は、森の入り口から広がる地域であり、まだ人間に寄り添っている場所だ。

木々は豊かに育ち、草花も多く、コボルトやスラムなどが生息している。危険度は高くないため新人冒険者でも気軽に立ち入ることができる。宝石も見つかるが、それらは比較的ありふれたものが多い。探索は可能であり、撤退も容易。

空白地帯 ― 分断された境界

浅層を抜けると、突如として景色が変わる。
そこに広がるのが空白地帯だ。

木々は枯れ、
あるいは最初から存在しなかったかのように、地面は剥き出しになっている。
土は灰色に近く、風は音を失い、匂いも、生の気配も、ほとんど感じられない。

生物は極端に少なく、浅層で見かけたような魔物はほぼ姿を見せない。
まるで森が、意図的に生命を遠ざけたかのような領域。

空白地帯の最奥。
そこには必ず、オーガが存在する。

それは偶然ではない。
オーガは深層へ至る道を守る。

オーガは狩りをしない。
領域を広げることもない。
ただそこに立ち、「これ以上進むな」と告げるように存在している。

深層 ― 別の世界

オーガの先に広がるのが、深層だ。

そこはもはや、森という言葉では足りない。
氷原、火山帯、結晶化した大地、現実の法則が通用しない空間が連なっている。

時間は歪み、距離の感覚は崩れ、人の常識は役に立たない。

魔物は強大で、意思疎通が可能な存在もいれば、ただの災害のように振る舞う存在もいる。

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