魔物図鑑:ゴブリン FOREST&FORTUNE

危険度
★★☆☆☆(ただし被害報告は多数)

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【特徴】

ゴブリンは、森に棲む小型の知性体で、遊び好きで集団行動を好むいたずら好きの種族です。
外見は筋肉質な子どもといった印象で、耳が大きく、目が光り、手先は器用。
一般的な魔物のように人間を襲うというより、人間にちょっかいをかけて楽しむ傾向があります。

彼らにとって「盗む」「壊す」「逃げる」ことは“遊び”の一部であり、その結果として宝石や魔道具が失われても、彼ら自身は悪意を持っていないのが厄介なところです。

ゴブリンたちはよく冒険者のキャンプ地や補給所近くに現れ、荷物の紐を切って中身をぶちまけたり、宝石を地面にばらまいたり、はたまた仲間同士で宝石をパスして冒険者をからかい始めたりと、冒険者の神経を逆撫でしてきます。

しかも、小型で素早く、地形を熟知しており、逃げ足は一流。追いかけると森の奥に誘導され、まんまと罠にかかる冒険者も後を絶ちません。

【生態】

ゴブリンは森の中の浅い場所、廃墟、空き家、洞窟などに小さな集落を作って生活しています。

リーダー格は年齢や力ではなく、一番面白いことを思いついた者が自然と中心になるという風変わりな社会構造を持ちます。

食事は主に木の実や昆虫、小動物を狩る程度で、狩猟力は低め。そのため、冒険者の食料や道具に目をつけることも多く、“生きるためのイタズラ”と“楽しむためのイタズラ”の境界が曖昧なのが特徴です。

ゴブリンと冒険者の関係は、“直接的な危険性はないが放っておけない”という絶妙な距離感で成り立っています。
彼らを倒しても得られるものは少なく(せいぜい木の棒)、逆に油断すると貴重な装備が持ち去られたり、森の奥に誘い込まれて迷子にされるなど、リスクの方が大きいのが現実です。

そのため、村の警備隊や駆け出し冒険者の間では、
「ゴブリンに見つかる前に出発せよ」
「ゴブリンと目を合わせるな」
「光るものは袋の底に隠せ」
など、独特な“ゴブリン回避マニュアル”が口伝で語られています。

一部の地域では、ゴブリンにお菓子を投げると一時的に静まるという民間伝承もあり、実際に商人たちの荷物には「ゴブリン用の飴」が常備されていることもあります。

かつて冒険者のズボンだけをすべて盗むという「パンツ事件」が森で発生し、今でも語り草になっています。

イラストレーター:7913

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