FOREST&FORTUNE

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森の形をしたもの

「……あれ? おかしいな」 小さな冒険者は地図をくるくると回しながら、周囲を見回した。手元の羊皮紙には、確かに“二股に分かれた大きな木の根元”と…

国不明・国共通深度不明異常現象物語

森が口を開けている

俺は、森が怖い。 こんなことを言うと、たいてい笑われる。 あの森は国の恵みだ、と。 俺たちは森から魔道具を得て、宝石を得て、薬を得てきた。森がな…

国不明・国共通深度不明冒険者異常現象証言

森の攻略作戦

「森の攻略作戦って知ってるか?」 「知ってるよ。昔、国同士で森を取り合ったやつだろ」 「そう、それだ」 昔。 五つの国が今よりずっと仲の悪かった…

国不明・国共通深度不明国家・組織物語

怪しい依頼

ギルドの仕事は単純だ。 依頼主と冒険者をつなぐ。 依頼主は金を出す。 俺たちは森へ入る。 欲しいものを持って帰れば、報酬がもらえる。 大体は国か…

国不明・国共通深度不明冒険者国家・組織証言

良い国だよ、上を見なければ

アルセリア王国は、良い国だと思う。 少なくとも冒険者にとってはそうだ。 森への入口は整備されているし、ギルドの依頼も多い。浅層には比較的入りやす…

アルセリア王国深度不明国家・組織証言

アダマンタイトの罠

森の奥深くで、ひときわ目立つ木箱が見つかった。その前に立つのは、3人の冒険者。鋭い目つきの戦士、いたずらっぽい盗賊、そして慎重な性格の魔法使いだ…

国不明・国共通深度不明冒険者財宝物語

願いの精霊の書

――深層、月蝶の舞う樹間。それは、あまりにも静かな夜だった。 「…これが、願いの精霊の書?」 少女は、震える指でページをめくった。古びた装丁。け…

国不明・国共通深層魔道具物語

五つの宝石が揃う時

最初に兎を見つけたのは、ミナだった。 「見て。かわいい」 白い花が広がる森の空地。その中央に、灰色の兎が一匹座っていた。丸い耳に、柔らかそうな毛…

国不明・国共通深度不明冒険者財宝物語

魔道具はどこから?

魔法の森から得られるものは、財宝ばかりではない。金貨、古い装飾品。中でも宝石は高値で取引される。魔法の森に満ちた魔力が、長い年月をかけて結晶化し…

国不明・国共通深度不明魔道具証言

探索前夜

酒場の奥、地図の広げた大きなテーブルを囲む4人の冒険者たち。ジョッキには泡立つ麦酒、テーブルの上には地図と魔物が書かれた注意書き。彼ら視線は、地…

国不明・国共通深度不明冒険者物語

スカーフを締めて

魔の森――それは、かつて数え切れぬ命を飲み込んだ、深く暗い迷宮。だが今、この森の入り口に立つ三人の影があった。 「このあたりは、まだ“森”ってほ…

国不明・国共通浅層冒険者物語

エール一杯、森の話

木樽亭は、昼を過ぎても騒がしかった。奥の卓では冒険者たちが戦利品の分配をめぐって言い争い、厨房の近くでは酔った戦士が、昨日倒した魔物の大きさを話…

国不明・国共通深度不明冒険者物語

森の果てを見に

俺のジジイは、勇猛な男だった。 少なくとも、世間ではそういうことになっている。 俺に言わせれば、あれは勇猛じゃない。 蛮勇だ。 ガルドレイクじゃ…

ガルドレイク鉄律国深度不明冒険者物語

霧中の隠遁者

私はどうやら人間をやめてしまったらしい。 魔法の森、中央の大樹にたどり着いたものは誰もいないという天然の迷宮。幼いころ、その神秘を解き明かすこと…

国不明・国共通深度不明物語

この場所が歪みの神殿

「おかしい…昼なのに、月が出てるぞ。」 老騎士は銀の兜越しに空を見上げ、低くつぶやいた。頭上には確かに太陽がある。だが、その隣には満月が浮かび、…

国不明・国共通深層異常現象遺構物語

安らぎの泉

魔法の森の奥へ進める者は、冒険者の中でもほんのひと握り。足を踏み入れることはできても、無事に戻ってこられる保証はない。深層には、強大な魔物が財宝…

国不明・国共通深層遺構物語

写本の、そのまた写本

アルセリアには、国宝に指定されている本がある。 そう聞くと、金細工の表紙に宝石でも埋め込まれた立派な本を想像するだろう。 実物は違うらしい。 ボ…

アルセリア王国深度不明文献・写本

ゴブリン パンツ事件

正直、油断してたんだよ。天気は良いし、宝石も大分見つけられた。仲間と3人でテントを張って、そこそこの夕飯を食べて。「今日はこの森、平和だな」なん…

国不明・国共通深度不明ゴブリン物語

コボルトの恩返し

新米の冒険者も、ときには森へ足を踏み入れる。もちろん無茶はしない。奥地には行かず、森の入り口近くで慎重に探索する。 とはいえ、魔物の気配は常にそ…

国不明・国共通浅層コボルト物語

森の門番オーガ

「行ける行ける、3人いれば余裕だろ!」 先頭を歩くのは、街でも評判の力自慢の戦士。その後ろには、筋骨隆々の斧使いと、拳を鍛え抜いた格闘家。誰が見…

国不明・国共通緩衝地帯オーガ物語

オーガは動かない

「もう走れない…」息を切らし、冒険者のひとりがその場にへたり込んだ。鎧の肩は泥にまみれ、腕には獣の爪痕が深く刻まれている。 追いかけてきたのは名…

国不明・国共通緩衝地帯オーガ物語

コボルトのお店

魔法の森――多くの冒険者が挑み、命を落としてきた危険地帯だが、森の入り口や浅層部は比較的安全とされている。地形は穏やかで魔物の気配も薄く、訓練や…

国不明・国共通浅層コボルト物語

眠らぬ門番、還らぬ夢

森の深奥へと続く道。その入り口に、今日も変わらずオーガは立っていた。 代々、誰からともなく継がれた使命。森の奥を守る者として、いかなる者の通行も…

国不明・国共通緩衝地帯オーガ物語

異形の魔物に関する報告

森の浅層と深層、そのちょうど境目あたりに、妙な場所がある。 オーガどもの縄張りへ入る少し手前だ。 俺たちは「緩衝地帯」と呼んでいるが、一部の冒険…

国不明・国共通緩衝地帯その他の魔物・存在調査報告

妖精から贈り物を受け取るな

ノルヴァルドから森へ入る者には、一つ覚えておいてほしいことがある。 妖精から、何も受け取るな。 あの辺りには、青く透き通った小さな妖精がいる。 …

ノルヴァルド獣邦深度不明その他の魔物・存在証言

ゴブリンの正しい一日

俺たちは、冒険者への悪戯が大好きだ。 剣を盗む。荷物に虫を入れる。道標を反対向きにする。 上手くいけば、奴らは怒鳴る。慌てて荷物をひっくり返す。…

国不明・国共通深度不明ゴブリン物語

魔龍伝説

それは、いつの時代のことだったのか。正確な記録は残っていない。けれど今も、人々は火のそばでこの話を語り継ぐ。 かつて宝窟の魔龍を討とうとした者た…

国不明・国共通深層その他の魔物・存在伝承

賜りもの

その男が森から戻ったとき、ひとりだった。 六人で入ったはずだった。 森へ向かう前夜、酒場では随分と威勢のいいことを言っていたという。 今回こそ深…

国不明・国共通深度不明冒険者物語
  • 森狂いと呼ばれる連中

    先に言っておく。 俺は森狂いが嫌いだ。 いや、森狂いじゃないな。 最近じゃ、若い連中は邪術師なんて呼んでいる。 黒い外套を着て、木だか骨だか分か…

    国不明・国共通深度不明証言
  • 森へ還る日

    少女は、祖母の手を握っていた。 細い手だった。 昔は森を何日も歩けたというのに、今では水差しを持ち上げることさえ難しい。 窓は開けられていた。 …

    国不明・国共通深度不明物語

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